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CATのアメリカ東海岸留学

CATのアメリカ東海岸留学

未認定校と人材派遣会社

これは以前日本に一時帰国した際に訪問した「人材バンク」系の会社
(海外のキャリアをもった人と、そういった人材を探している会社の
マッチングをしてくれる会社)で担当者の方と未認定校(Degree Mill)
に関して交わしたやりとりの記録だ。

ちなみにそういう会社の利用法の典型例は、外資系とかでバリバリ
やってきたMBAホルダーとかが、転職先を探すために登録したりする
ケースで、実際、担当者の方は「確かにMBA系の方が多いですね。
CATさんのようにPhDの方は珍しいですよ」言っていた。

以前にMBA系のEラーニングの情報発信をやっている会社の
自称キャリアコンサルタントの方のサイトをブログで紹介したことが
あるが、自分が訪れた会社には本物のキャリアコンサルタントの方がいて、
いろいろアドバイスをくれたりした。(ついでに言えばその自称キャリア
コンサルタントの方の会社はその後消滅した。)

さて面接の際に、率直に担当者の方に「日本にはアメリカのMBA校と
称する○○○ート大学とか○○○イム大学という学校があるんですが、
そういう学校の学歴をもった方の応募ってあるんですか?」と伺ってみた。

答えは YES。そして回答は非常に明快。

「聞いたことがない大学なので、当社ではお断りしています。」

つまり、そのような人材バンクはどうやら学校の名前で線引きしているようだ。

「学校の名前で人を選ぶなんていかにも日本っぽい」と思った人がいたら、
それは当たっていない。話を聞いた会社はそもそも外資系の
グローバル規模で人材をやりくりしているような会社だからだ。

さて、このブログにも未認定校の見分け方を書いてみたりもしたけど、そもそも
一番単純な安全策は「それなりに知られている」学校を選ぶことなのだ。

そういった意味でも人材バンクの会社のやりかたは正解なのだと思う。

たとえばUCLAが学位工場ということはないだろう。いわゆる
上位校でなくても「学位工場であるはずがない」学校はいくらでもある。

例えば各州のフラッグシップ州立大学。もしくはUS News & World Report
載っているような大学。

そして、アメリカの大学は中堅校までレベルを落とせばそれ以下の大学と比べても
入学卒業の難易度はさほど変わらないにもかかわらず、日本の尺度で
安牌にも程がある学校を選んでしまう
(留学斡旋業者に流されるがままに、
そういった学校に行ってしまう)人がいるけれど、それはもったいないと同時に
未認定校の罠にはまってしまう危険性があるということを知っておくべきだ。

もちろん怪しげな学校を選ばないというのは大学院でも同じことだ。

上でも触れた自称キャリアコンサルタントの方のサイトなどでも、
コンサルタントたるもの「マニアックなネタ」を提供できなければという
自負からか、「個人のライフスタイル(目的)に合わる」という趣旨の元、
重箱の隅をつつくような学校名を挙げているけど、なんでそこまでして
・・・と思ってしまう。

Degree Mill のつきあい方」にも書いたけど、それらの学校の内容に
魅力を感じて参加するのは個人の自由だけれど、その経歴が公には評価されない
こともあるという現実も知っておくべきだ。

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